正直たーくんのこと、よく知らない
知ってるのは大手企業の息子っていうのと
お金持ちで私の事をとってもよく思ってくれてるみたいだし、デートもちゃんと
私が退屈しないように考えてくれてる。

私はたーくんよりお金の方が好きだな。


なーんて思いながら新作のバッグが欲しいから男なんて誰でもいいんだよね。


お風呂あがり私はコーヒーミルクを飲む。
これだけは、誰にも譲れないなあ。

コーヒーミルクを片手に携帯を手に取り
面倒くさくハートの多いたーくんのメールを返す。
もちろん、私も負けじとハート多めにね。
「え?お前まだそいつと付き合ってたの?
なになに、バッグ買ってもらうの?」

「ぎゃーーー!!」


「うっせえよ」