「な、そんなことが…」


『あぁ、この畔には血を捧げると己の欲望を叶えられる…それは、捧げる量によって異なるんだ、、、く、ガハッ!!』


「カイ!」


カイは、口から大量の血を吐く。


『はは、、もう、時間だユウ、お別れだ…』

「ぅ、、」



俺は目を細める。


「夜明けだ…ユウ」


俺はユウに視線を向けると、カイは砂のようにサラサラと消えていく。
そして、


『ありがとうユウ、、そしてあの人には気を付けろ…』


それを最後にカイは消えた。



「見ろユウ」


俺が驚きの声を出すとユウは俺の視線を追う。
そこに広がるのは