「カイ!お前、何故こんな真似を!」


『ふは、お前に教える義理はない!ユウ!ここでお前は死ぬんだ!』



凄い戦いだ。
そう思いながら俺は木の幹に寄りかかって思う。


あ、これでもちゃんと仕事してるんで…
勘違いしちゃダメだよ…。
だけど、、池の畔に近づく俺。


周りが赤く染まっているからこんな噂がたつのも仕方がない…。


不気味だ…。


そう思い俺は鎌を手に持つ……。
瞳の色が赤く染まってしまいそうだ。


やがて鎌を振り上げようとしたその時、



『止めろ!!』


カイが剣を振り上げ俺に迫った。
だが、俺は無表情でカイを見る。


そして、刺されるな…と、地味に思った時、


赤い血が見えた。
前を見ると目の前には口から血を流しているカイの姿。



心臓がユウの剣によって貫かれている。