「ゆ、ユウ…、、く、来るな…!!」


「レオお前落ち着け!!、、っ、瞳の色が!、」


ユウは俺の目を見て困惑を浮かべる。
俺の普段の瞳の色はブラウン。
だが、それは今、、


「瞳の色がこのままじゃ赤く染まってしまう!!」


そう、、赤だ―――。


まるで吸血鬼が血に飢えたような瞳の色だ。
間違っても俺は死神。


血は吸わない。


「っ、、」

「落ち着けレオ、、平気だ…平気だよ…」



ユウの言葉に落ち着きを取り戻す俺。
瞳の色も戻ってくる。


「すまない…ユウ、、」



深く息を吐きながら俺はユウにお礼を言うとユウは俺を支えながら立たせる。



「いや、平気だ…とにかく無事でよかった、」



そう言って小さく微笑むユウに俺は少し罪悪感を持つ。