「なぁ、ユウの追っている事件って…」
「あぁ、きっと、吸血鬼騒動だろ…」
ルーの言葉に俺は真面目に答える。
アイツも吸血鬼だからな…。
気持ちを理解するのには十分だ…。
「まぁ、取り合えず様子見だ…。取り合えず宿を探そう」
そう言って俺らは今日泊まる宿を目指して歩いた。
ガチャリ…。
「へぇ~良い宿だな…」
「そうだな~」
宿に着くと取り合えず仕事を整理する。
「まずは、決まった時間に吸血鬼が現れそして、池の畔に繋がるってとこか?」
ルーの言葉に俺は頷く。
「恐らくあの、畔にはきっと、何かあるはずだ」