「何か、アイツ変だったな…」

「あぁ、、何があったんだか…」


まぁ、今は関係ないし…


そう思って俺はその考えを捨てた。
取り合えず街をブラブラ歩く俺ら。


取り合えず事情聴取だ。



「すいません…」


俺が数人でまとまってる女の人に声をかけると
その人たちはザワザワとざわめき立つ。


『は、はい。な、何でしょうか?』


頬を赤らめさせながら一人の人が声を出す。


「ここで、夜に不思議な出来事が起きるって聞いたんですが…」


そう言うと表情を暗くする人たち。


『えぇ、、そうなんです…』

「なんの出来事か、分かりますか?」



だが俺はここで、なぜユウが深刻な顔をしたかの理由が分かった。



『それは、、吸血鬼です、、』


「っ!きゅ、吸血鬼…、、」


言葉を失った。