家に帰ると、魁斗が急に真剣な面持ちになった。
なんだか、不安になる。
いつもニコニコしてて、悩みとかなさそうなのに。
でも、なにか悩み事なら力になってあげたい。

リビングの椅子に座って向かい合わせで見つめ合う。

「唯、俺は、浮気とかしないから。軽い奴とか思われてるかもしれないけど、俺は唯しか見てないよ」

目が真剣だった。
私はどうしたらいいのかわからない。
でも、あの時、私は安曇さんと約束した。だから、信じなきゃダメだよね…。