百人中百人に好かれることなんてないことはわかってる。
それでも、知っている人がそうなのは、やっぱり辛い。




「あ、でも、わかんねぇよ?ちゃんと聞いたわけじゃないから」

「うん。ありがとう」





もしそうなら。
ソラが私だってバレるのはあまりよくないかもしれない。

せっかく友達になれたのに。




でも、そう思う“理由”が知りたい。





「ありがとう、ノエル。またね!」

「ああ。またな!」




手を振りあって私はカイ達と城へ帰る。
ちゃんとわかってもらえてよかった。

今度からは、ミソラとしてもノエルに会えるんだ。


ミソラとしても、友だちだと言っていいんだ。