「なんでもいいだろ」

今度は理人が登場。


「早く始めようぜ。」

「う、うん。」


よし、トレーニング。集中しよう。


小さく咳払いをして。


「じゃあ、鬼ごっこから!晴輝が鬼ね。はい!散って!」


「えぇ⁉︎」と、驚いたような声。


「ちょ、え?鬼ごっこ?なんで?」

「陸上部は、楽しみながらトレーニングをするの。だから、アップに鬼ごっこから。足を止めたり、歩いたりしたら私が指摘するから、その人は鬼ね。」