「お嬢様~~!」
どたばたした1日が始まった。
「お嬢様!!どちらにいくおつもりですか!?」
「どこって…外?カナ♪」
「外?カナ♪じゃありませーん!!」
「おもどりください!」
楽しい?鬼ごっこさいかーい♪
と、ルンルン気分ではない!
私、神秋 サラ (しんゆ さら)
は一度も外に出たことがない。
いや?5歳ぐらいまでは外にでて遊んだりしたんだよ?
「なんで外出たら駄目なのー?」
こう聞くと必ず…
「それは…なんでも!!です!」
「とにかくいけません!」
ほら☆じいやは、なんでも!!って答えた
「なんどもきいたよ?それ!!」
「何度も言いましたからね」
ふふふ♪
「!!!」
「またやってるんですか?」
「青野!!」
青野は私の専属メイド お姉さんみたいなんだよなぁー
「毎日毎日よくあきないですよね」
(わたしが倉野さんならもうおれてるんですけどね 本当に仲がいいのかわるいのか♪)
「サラ様。朝食の用意ができましたよ
冷めないうちにお食べください」
「パン!?」
「えぇ。パンですよ。焼きたての」
そういうとサラ様は小走りで食事部屋へ。
「倉野さん。毎朝お疲れ様です。」
「青野さんも毎朝助かってますぞ!」
「お嬢様も14になられますからな外の世界に興味がおありなっていてもしょうがない、のですな。」
お嬢様には外の世界をあえてお教えしていません。
お嬢様はとても綺麗なお心をお持ちです。
ですから教えてはいけません。あのときのことは…

「そういえば倉野さん。新しい執事の方が来られるの今日では?」
「そうですな!忘れておりました」
「そうですぞその方についてすこし問題が…」
「問題?とはいったい…な‥」
『ガチャッ』
「はじめまして」
そのとき私は思いもしなかった「あなた」との出会いが私の人生を大きく変えていくことに…