ああ、もうどうでも良い… 返事もしてないのに男2人はあたしの肩を抱いてネオンの光るホテル街に進んで行く。 「おいっ!その女は俺の連れだ」 え? その声の男はナンパ男をあたしから引き剥がして「行くぞ!」と腕を引っ張って走って行く。 この後ろ姿何処かで…。 そんな風な事をぼんやり思って暫く走って着いた場所は信吾と待ち合わせ場所として来てた公園…。 「大丈夫か?桜木」 信吾より少し低いぶっきらぼうな喋り方。