「じゃあ、行ってらっしゃい」
「いってきまーす」
眠い目をこすりながら玄関を出た私はケータイで時間を確認する。
AM5:45。
学校には7:00集合だ。
あくびを噛み殺しながら私はいつもより断然重い鞄―今日はキャリーケースなんだけど―を転がしながら改札を通る。
「あ……」
声のした方を見ると、最近は見ないけど見慣れた小柄なシルエットが私を睨むように凝視している。
「遥―……」
私が声をかけようとしたら、遥乃はハッと我に返ったように目を瞬かせて早足に私から離れていった。
あれから、ずっとこんな調子。
いくら私でも凹むよ。
少し重くなったような気がする肩をほぐしながらわたしもホームへ降りる。
泣くぞ?
私、泣くぞ!?
……と、まぁ。冗談は置いといて。
ちょうど、乗った車両に遥乃が一人ポツン…、と座っている。
あ。
カナリ運悪い??
でも―……
「遥乃、おはよ!!」
だって、元に戻りたいじゃん。
こんな、意味わかんないことで気まずいままは嫌だ。
「いってきまーす」
眠い目をこすりながら玄関を出た私はケータイで時間を確認する。
AM5:45。
学校には7:00集合だ。
あくびを噛み殺しながら私はいつもより断然重い鞄―今日はキャリーケースなんだけど―を転がしながら改札を通る。
「あ……」
声のした方を見ると、最近は見ないけど見慣れた小柄なシルエットが私を睨むように凝視している。
「遥―……」
私が声をかけようとしたら、遥乃はハッと我に返ったように目を瞬かせて早足に私から離れていった。
あれから、ずっとこんな調子。
いくら私でも凹むよ。
少し重くなったような気がする肩をほぐしながらわたしもホームへ降りる。
泣くぞ?
私、泣くぞ!?
……と、まぁ。冗談は置いといて。
ちょうど、乗った車両に遥乃が一人ポツン…、と座っている。
あ。
カナリ運悪い??
でも―……
「遥乃、おはよ!!」
だって、元に戻りたいじゃん。
こんな、意味わかんないことで気まずいままは嫌だ。