「あ~!!始業式ダルかったぁ」
「校長、相変わらず話長いよね。『ちょっとだから立って聞いてください』とか言う分余計ダルさが増すっていうか……」
「わかる!!それ!!」
私は適当に相手が喜びそうな感じの相槌がわかるから、考え事をしながらでも一応、会話は成り立つ。
私は、アイの挨拶を思い出していた―……。
「皆さん、初めまして。僕は今年から新任教師としてこの慶都高校に来た重束 閒です。僕たち職員は皆―……なので皆さんと一緒に沢山のモノを見つけていきたいと思っています―……」
本当に、アイ…なんだ。
緊張したような顔がすごくおもしろくて、思わず終わったあとにからかいのメールを入れようと思った。
でも、ダメだ。
多分、アイが先生で私が生徒だってことがわかったら……すぐにメールをやめることになるだろう。
それだけは、嫌だった。
やっと、見つけた居場所だったから―……。
「っていうか、重束先生??カッコいいよね~♪」
「う、ん。って、えぇぇッッッ!?」
「なんか、柔らかいあの、赤っぽい茶髪?…が私の好み♪」
確かに。
茶髪…うーん、赤もちょっと入ってる??
そんな感じの色。
「もう、結構ファンの子とかできてるみたいだよ~??」
「そう、なんだ……」
なんだか、ガッカリだ。
アイは私だけの話を聞いてて欲しかった。
そんなことを思う私は我儘かな??
「校長、相変わらず話長いよね。『ちょっとだから立って聞いてください』とか言う分余計ダルさが増すっていうか……」
「わかる!!それ!!」
私は適当に相手が喜びそうな感じの相槌がわかるから、考え事をしながらでも一応、会話は成り立つ。
私は、アイの挨拶を思い出していた―……。
「皆さん、初めまして。僕は今年から新任教師としてこの慶都高校に来た重束 閒です。僕たち職員は皆―……なので皆さんと一緒に沢山のモノを見つけていきたいと思っています―……」
本当に、アイ…なんだ。
緊張したような顔がすごくおもしろくて、思わず終わったあとにからかいのメールを入れようと思った。
でも、ダメだ。
多分、アイが先生で私が生徒だってことがわかったら……すぐにメールをやめることになるだろう。
それだけは、嫌だった。
やっと、見つけた居場所だったから―……。
「っていうか、重束先生??カッコいいよね~♪」
「う、ん。って、えぇぇッッッ!?」
「なんか、柔らかいあの、赤っぽい茶髪?…が私の好み♪」
確かに。
茶髪…うーん、赤もちょっと入ってる??
そんな感じの色。
「もう、結構ファンの子とかできてるみたいだよ~??」
「そう、なんだ……」
なんだか、ガッカリだ。
アイは私だけの話を聞いてて欲しかった。
そんなことを思う私は我儘かな??