うなずいたわたしに、絢斗くんは微笑んだ。
決まったクリスマスの予定。
わたしは頬を緩めて、はじめて好きな人と過ごすクリスマスが待ち遠しくて仕方なかった――
次の日。
学校は終業式だけなので、午前中で終わった。
「クリスマスの予定決まったんだ?」
「うん。絢斗くんとイルミネーションを見に行くの」
そう言って、嬉しさを隠せないわたしは頬を緩めながら帰り支度を進める。
もう支度を済ませている沙耶は、わたしの席の横でにやにやしていた。
「それでね、今日は買い物に付き合ってほしくて。絢斗くんに渡すプレゼント、一緒に買いに行ってほしいの」
「いいよー! でも、先にお昼どこかで食べてからにしよう?」
「うん! わたしもお腹すいた」
そう言って、支度が終わったわたしは立ち上がって鞄を持った。
わたしの動きを確認し、ドアに向かって歩き出した沙耶の背中に声をかける。
「何食べる?」
「ファミレス行く?」
「そうだね」
会話をしながら教室を出ると、ちょうど絢斗くんと敦瑠くんも教室から廊下へ出てきたところだった。
決まったクリスマスの予定。
わたしは頬を緩めて、はじめて好きな人と過ごすクリスマスが待ち遠しくて仕方なかった――
次の日。
学校は終業式だけなので、午前中で終わった。
「クリスマスの予定決まったんだ?」
「うん。絢斗くんとイルミネーションを見に行くの」
そう言って、嬉しさを隠せないわたしは頬を緩めながら帰り支度を進める。
もう支度を済ませている沙耶は、わたしの席の横でにやにやしていた。
「それでね、今日は買い物に付き合ってほしくて。絢斗くんに渡すプレゼント、一緒に買いに行ってほしいの」
「いいよー! でも、先にお昼どこかで食べてからにしよう?」
「うん! わたしもお腹すいた」
そう言って、支度が終わったわたしは立ち上がって鞄を持った。
わたしの動きを確認し、ドアに向かって歩き出した沙耶の背中に声をかける。
「何食べる?」
「ファミレス行く?」
「そうだね」
会話をしながら教室を出ると、ちょうど絢斗くんと敦瑠くんも教室から廊下へ出てきたところだった。