「え?」 「負担になんかなりません! むしろ、俺が救いたいだけです! 俺、一華ちゃんが好きなんです! 去年の秋から、好きなんです! だから、お願いします!」 そう言って、頭を下げると、 おじさんは、しばらく黙ってから、 ゆっくりと、口を開いた。