睦月は優翔と別れ、宮殿へと戻っていた
明日は如月家に挨拶にいかなくてはならない

しかし睦月は優翔の言葉を忘れることが
出来なかった

睦月も優翔のことが好きなのかもしれない、
それでも自分の気持ちを伝えるのが怖かった

「父上、入ってもよろしいですか?」

睦月は謁見の間にいる父上のもとを訪れた

「報告いたします
本日、水無月家に行って参りました
水無月家当主からは水無月優翔が
私の伴侶となることを承諾してもらいました
明日は如月家に行って参ります」

「如月家に行く必要はないぞ、睦月
明日は如月家の当主を呼ぶことにした
いろいろ見てもらいたいからな
勿論明日は如月咲希にも来てもらう」

「承知いたしました」