「全知全能の精霊よ
我に力を貸したまえ
今ここに精霊神を召喚する!」

『あら、咲希が私を呼んだのねぇ
いつも通り御当主様かと思ったわ
それで私は何をすればいいの?』

「とりあえず魔物を倒すのを手伝ってほしい」

『仰せの通りに』

咲希も精霊界で一番強いと言われている
精霊神の一人を呼び出し戦いに加わった

しかし部隊メンバーやサクリトスの生徒が
魔物を倒してもどんどん奥から魔物が
やって来るため、きりがなかった

それどころか戦いによって攻撃部隊の
生徒の大半が疲弊してしまった

「おい、大丈夫か?

この星に生きとしいけるもの
我の願いを聞き届けよ
今ここにヒーリングに必要となるものを
精製せよ!」

優翔の言葉に合わせるかのように、
優翔の回りはあっという間に薬草で
いっぱいになった

「おい、大丈夫か?
とりあえずこれを飲んで少し休んでろ
5分位で体力と魔力は回復するから」

「ありがとうございます…」

優翔率いる回復部隊も、優翔や部隊のメンバーを
筆頭に次々と疲弊した攻撃部隊メンバーを
回復させていった