「優翔さん
お待たせいたしました」

睦月は公の前ではなるべく丁寧な言葉を
使うようにと言われたので意識をしていた

優翔も丁寧な言葉を使うように
言われていたので同じように丁寧な言葉で
返した


「睦月さん
よく似合っておりますよ
あなた様のために作られたドレスなだけ
ありますね」


「私たち何時になったら互いの名前で
呼べるようになるのでしょう…」


「正式に婚姻を済ませればきっと大丈夫ですよ
公の前では私は睦月女王と呼ばさせて
いただきますがそれ以外の時は
以前同様睦月と呼ばさせていただきます」


優翔の言葉に安心した睦月は
そろそろ練習が始まるから前をむこうと
優翔に言った