まず先に婚約パーティーではなく
巫女の就任儀式をやることになり、
睦月と優翔は1度席を離れて用意された
部屋へと行った

部屋の中には王女が既に待っていた

「私も国王のやり方には賛同しかねるわ
私も何も聞かされていないわ

王女は始めるときにさっきの言葉を
言ってくれるだけでいいとだけ」

「もしかして咲希の儀式が終わったら…」

優翔はやらないと言ってくれると
信じているかのように王女に聞いた

「残念ながらそれは無理だね」

変わりに睦月が優翔の問いかけに答えた

「お父様は1度決めたらもうやるわ
諦めましょう」

睦月はいい終えると、咲希の儀式を見るために
再び謁見の間に戻っていった

そして睦月を追いかけるようにして
優翔も部屋を出ていった