「お父様!
なんなのでしょうか?
なぜパーティーが行われているのですか?」

「睦月顔が怖いぞ
そんなしかめっ面なんかしていたら
民が誰も信用しないぞ
それでは始めよう!」

国王は睦月の問いかけに答えることは
なかった

睦月たちは1度座れと言われたので、
国王の隣に睦月
睦月の隣に優翔
優翔の隣に咲希が座った

3人が座ったのを見計らったかのように
睦月の母親、王女が出てきた

「皆様本日はお集まりいただき
ありがとうございます
これから国王より挨拶があります」

国王は立ち上がり前へ進んでいった

「本日皆様にお集まりいただいた理由は、
小鳥遊睦月と水無月優翔の婚約パーティー
ならびに如月咲希の巫女就任の儀式を
するからだ
水無月家当主と如月家当主は入りなさい」

睦月は何も聞かされていないと目で
訴えたが、気づいているのか
気づいていないのか全く反応しなかった

後から入ってきた優翔のお父さん
咲希のお母さんは用意されていた席へ
一礼をしたあと座った