最上階には2部屋しかないほど、部屋が大きい
本来なら最上階に泊まれるのは現国王の
孫までなのだが、今回はあらかじめ
国王が娘達が泊まりに行くのでぜひとも
最上階を使ってほしい、と言っていたからだ
まさか最上階に行くとは思っていなかった
睦月までもが驚いた
「最上階でよろしいのでしょうか?」
「睦月様達が泊まりに来るということを
あらかじめ聞いていたので
国王様から」
睦月はなるほどという顔をしたが
咲希たちはまた少し困惑した
話を聞いていて、本来なら泊まれない
部屋だと知ってしまったから
2人は申し訳ない気持ちになってしまったのだ
「お部屋はこちらとあちらにあります
どちらかお好きな方をお選びください
ご飯はこちらにお持ちいたします
では後程
失礼しました
よいご旅行をお祈り致します」
そう言って部屋を後にした