そんな…………… 嘘でしょ。 私はまだ夢を見てるんでしょ。 異次元が存在するなんて。 ここが魔法界なんて、 そんなこと、あるわけない。 まして、私が異次元に、魔法界に来てしまった。 なんて 絶対に、ありえない。 『いいえ。ここは魔法界です。 本当に本当の。 なぜ、あなたはここにいるのか。 その訳を知りたいですか?』 私は困惑する頭で、ぬいぐるみ………メリの言葉にこくりと頷く。 それ以外の選択肢はなかった。