横の髪が跳ねている。


そんな可愛いところをみて、


あぁ、好きだな。って思うんだ。


「マジっ!? って羽音!?

お前、熱あるんじゃないか!?」



「大丈夫だよー。
風邪は引いたかもしれないけど、薬飲んどけば大丈夫大丈夫。」


「大丈夫じゃないだろーが!

声も掠れてるし…顔も赤いし。

ほら、熱はかれ。」


ん。って言って体温計を差し出してくる海くん。


大袈裟だなぁ。


「熱なんて、ないよー。」