えぇー!羽音に話しかけてたの!?
謝った方がいいよね?
「…すみませんでした。
それでさっきから……あの……」
「次から気を付けてよね。
それより、君可愛いね!
これから一緒にお茶でもしない?」
お茶?
なんなの?この人。
「…いや、でも
海くんに知らない人には、絶対ついてかないように!って毎日言われてるので…………。」
「海くん?誰それ。
お兄ちゃんとか、親とか?」
違うしっ。
「まぁ、誰でもいいや。
ほら行こー!」
この変な人は、羽音の腕を掴んでグイグイ出口の方に引っ張って行く。
「っあの!行きません!
離してください!」