「無理っ。やっぱ、無理!」


気にしないなんて、そんな器用なこと羽音にはできないっ!


いつものように
海くんと李玖くんと学校に行くと、やっぱり沢山の女の子達に囲まれるわけで…


海くんの好きな人はこの中にいるのかな
とか、どんな子なんだろうとか。

そう考える度に黒い感情が出てきて
怖い。


「羽~音っ♪
その感情がなんなのか、教えてあげよう
か?」


みーちゃんに相談したら、ニヤニヤして気持ち悪い顔になった。


「それはねー。
ヤ・キ・モ・チ・!

羽音は三浦に想われてる人にヤキモチ妬いてるの!」


焼き餅?

やきもち

ヤキモチ!?


「☆$◆△#✗▽/◇…!?」


「なーに驚いてんのよ。

そんなのヤキモチに決まってんじゃない」