まぁ寂しくは、もうないんだけど
料理以外の家事が失敗ばかりで………。
だから海くんがよく家に来る。
なんでも出来ちゃうからね、海くんは。
羨ましい。
羽音なんて、可愛くないし、運動も出来ないし、家事もまともに出来ないし…
はぁ。
世の中は、なんて不公平なんだろうか。
こうしている間に
海くんは、羽音の折っているスカートをスルスルと伸ばしていく。
「もうっ!短くないから!
羽音のスカートの丈は、みんなより全然長いからね!?
海くんはお父さんじゃないんだから
そんなことまでしないでよぉ。」
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