羽音はちょっとずつ近づいて来る海くんから逃げるように

後ずさる………が

そんなに大きいソファでもないので

あっという間に端っこに追い詰められてしまった。


ドキドキ、鼓動が速くなったのがわかる。

え?

ドキドキ!?

なんでドキドキなんてしてるの!?


「羽音は。
俺が幼馴染みだから、おばさんの代わりに家事をやってると、思ってんの?」


え。


「そ、そうじゃない……の?」