ちょっ、もう……ダメッ…
「ぷはっ。」
海くんの胸をドンドン叩いて息が続かないことを知らせると
やっと離してくれた。
「ぷはっ。って…。
息、止めてたのか。」
だってどーやったらいいかわかんないんだもん!
「ま、俺が教えてやるよ。」
にやっと笑う海くんに身の危険を感じる。
でもすぐに怖い顔になって
「そんな可愛い格好で出歩くなんて許さないからなっ!」
親父発言をした。
「かわいくないし、クラスで決めたことなんだからしょうがないじゃん…。」
どうしたらいいのかわからなくなり
涙目になる。
「あ、あーもう。わかったから。
わかったから泣くな。」
「俺が、ずっと一緒にいればいいんだからな。うん。」