そう言って、メイクをしていた更衣室を出る。


「ま、待ってよぉ~!

このカッコでひとりで廊下でるのやだよ!

お願いだから待ってーー!」



羽音も叫びながらみーちゃんを追いかけていく。


教室に付けば、みんなそれぞれの衣装を来ていてそれはそれは眩しかった。


「羽音なんて……。

もぉこん中にいるのいやぁ。」


みんな似合いすぎてて。

羽音が似あってなさすぎてて。


恥ずかしすぎる。


「何言ってるの!

羽音ちゃんが1番似合ってるのに!」


「そうだぞ。桜庭、可愛すぎてお客さんが大量発生するだろうから頑張れよ?」



雄叫びをあげる男子に褒めちぎってくれる女子。