今度は、羽音から海くんに抱きつく。


「うわぁ。海くんの匂いだぁ~。


羽音、この匂い好きぃ。」


ちょうど羽音の身長からして海くんの胸の辺りに顔がくる。


ふわっとシトラスの香りがするのを感じて頬を海くんの胸の辺りで

すりすりする。


海くんが羽音の傍にいることが
そうすることで実感でき、更に幸せな気持ちになる。



「おまっ///ちょ、ちょっと離れろっ//」


海くんにぐいっと押され、シトラスの匂いがしなくなる。


「やだやだぁー。

やっと、一緒にいられるのに離れるなんてやぁー!」


そう言ってさっきよりも強く抱きつく。