そんな事はとっくにわかりきってた事なんだけど。




さっき羽音は急に泣きだして、部屋を出て行った。


何があったんだろうか。


今すぐにでも聞き出したいが、生憎身体が怠くて動けそうにない。


暫くして、羽音がお粥を持って部屋に入ってきた。


「あれ?海くん起きたの?

お粥作ったから食べて。」


目元が若干赤いが、泣いたからだろう。


「ありがとな。」

俺は、ん。と言って口を開ける。