「えっと…。その…海くん? 羽音は海くん大好きだよ?」 羽音がそう言えば… 海くんは眉間に皺を寄せて、怖い顔になった。 な、なんでー?? 「うん。羽音。ありがと。」 海くんは、ちょっと寂しそうに儚く笑って羽音の頭を‹よしよし›した後 洗い物をしに行ってしまった。 羽音が海くん好きって言うと 必ずするあの顔……。 どーしてだろう。