本当に、先輩と七瀬さんが付き合ってるのか、付き合ってないのか。


私だって、先輩が好きなんだ。


大好きなんだ。


だから、あきらめない。


諦めたくない!!!


「はい。私も、お話したいことがあります。」


私は、まっすぐに七瀬さんを見据えた。


「ちょっ、心菜?やめなよ、なんで行くの?」


私の耳元で、そう呟く梨勢。


でも、私は、そんな梨勢に「大丈夫」の一言を告げ、七瀬さんの後に着いた。



七瀬さんは、ニヤリと微笑みながら、グングン奥へ進んでいく。




そうして辿り着いた場所は、



………………古びたカフェだった。



周りは、たくさんの花に囲まれていて、緑がある。


古いけど、なんだか幻想的で、とても落ち着く場所だった。