私は、そんな梨勢を見て、優しくて微笑んだ。



_______________放課後。


下校時間、私は梨勢と二人で、駅までの道を歩いていた。


梨勢とは、気があうし、話は尽きない。


ほんと、楽しい。



「でさあ!!……くんがね!……だったわけよ!」


「あははっ!そうなの?おもしろ!」


私は、梨勢の話に、爆笑していた。



だって、梨勢ってばめちゃくちゃ、面白いんだもん。



……そんな時だった。


「心菜さんね?ちょっとお話、出来るかしら?」


毒づいた笑顔で私を見つめる、七瀬さんの姿が、目の前に現れたのだ。


……お話。


聞きたくない……。

聞きたくないけど……。






__________真実が知りたい。