その帰り道、私は大和先輩から
「ずっと智美が好きだった。俺と付き合ってほしい」と告白されて、私たちは付き合うことに。
なぜ、そのタイミングでの告白だったかと言うと、3年生は引退だから。
私にマネージャーをお願いしたのは自分だし、そこはケジメをつけたかったらしい。
それでも、兄やくるみ·他の部員から見たら、私と大和先輩が両思いなのはすぐに分かり、じれったい思いでいたらしい。
翌日は3年生の引退試合があり、その最後、
「俺と智美、付き合うことになったから」
と大和先輩がみんなに報告。
「良かったな」や「やっとだな」の声が上がる中、
「いくら大和でも、智美を泣かせたら許さないからな」
との兄の言葉に、
「分かってる。
智美のことは、俺がちゃんと守るから」
と言ってくれた大和先輩。
その言葉が嬉しくて涙を流した私を、大和先輩がそっと抱きしめてくれた。
周りは冷やかしながらも次々に部室を出て行き、いつの間にか2人きり。
2学期になり、大和先輩と私が付き合い始めた噂は、すぐに学校中に広がった。
大和先輩のファンからは睨まれたりはしたけど、嫌がらせをされたりはなかった。
それは、大和先輩やバスケ部の人たちが、私を守ってくれていたからだと、私は後から分かった。
交際は順調で、気付くと私が睨まれることもなくなっていた。
そんな私が、今、一番不安に思うことが、大和先輩が大学に進学するため、今までみたいに毎日会えなくなること。
「ずっと智美が好きだった。俺と付き合ってほしい」と告白されて、私たちは付き合うことに。
なぜ、そのタイミングでの告白だったかと言うと、3年生は引退だから。
私にマネージャーをお願いしたのは自分だし、そこはケジメをつけたかったらしい。
それでも、兄やくるみ·他の部員から見たら、私と大和先輩が両思いなのはすぐに分かり、じれったい思いでいたらしい。
翌日は3年生の引退試合があり、その最後、
「俺と智美、付き合うことになったから」
と大和先輩がみんなに報告。
「良かったな」や「やっとだな」の声が上がる中、
「いくら大和でも、智美を泣かせたら許さないからな」
との兄の言葉に、
「分かってる。
智美のことは、俺がちゃんと守るから」
と言ってくれた大和先輩。
その言葉が嬉しくて涙を流した私を、大和先輩がそっと抱きしめてくれた。
周りは冷やかしながらも次々に部室を出て行き、いつの間にか2人きり。
2学期になり、大和先輩と私が付き合い始めた噂は、すぐに学校中に広がった。
大和先輩のファンからは睨まれたりはしたけど、嫌がらせをされたりはなかった。
それは、大和先輩やバスケ部の人たちが、私を守ってくれていたからだと、私は後から分かった。
交際は順調で、気付くと私が睨まれることもなくなっていた。
そんな私が、今、一番不安に思うことが、大和先輩が大学に進学するため、今までみたいに毎日会えなくなること。