今日はトーナメントで、勝ち進むと3試合ある。
「なぁ近野」
キャプテンがエリカちゃんに声をかけた。
「はい」
「近野は中学でもバスケ部のマネージャーをやっていたと聞いたが…。
なら、スコアつけは出来るよな?」
「…えっ?あっ、はい。…たぶん…」
キャプテンの問いに答えるエリカちゃん。
「えっ…?」
「おい、近野…」
エリカちゃんの答えを聞いて慌てる杉田と高橋くん。
キャプテンは、2人の様子をちゃんと見ていたけど、
「じゃあ近野。1試合目のスコアを頼む」
エリカちゃんにそう言った。
キャプテンの声を聞いたくるみは、スコア表を1枚抜き取ると、
「エリカちゃん、お願いね」と彼女に渡す。
そして、
「智美。私たちは上で応援するよ!」
と、私の手を引いてコートが出た。
「…何かあっても大丈夫なように、私たちもスコアつけるよ」
そう言ったくるみ。
何もないことを祈りたかったが、相手はラフプレーが多いことで有名な高校。
始めからファールが多い。
特にセンターの7番は、1ピリだけで3回のファールをしている。
そのためか2ピリはベンチで3ピリでファール1回。
点差はかなりあったが、4ピリにもファールをして、ついに5ファールで退場になる。
しかし、TOもうちのベンチも何も言わない。
どういうこと…?
「なぁ近野」
キャプテンがエリカちゃんに声をかけた。
「はい」
「近野は中学でもバスケ部のマネージャーをやっていたと聞いたが…。
なら、スコアつけは出来るよな?」
「…えっ?あっ、はい。…たぶん…」
キャプテンの問いに答えるエリカちゃん。
「えっ…?」
「おい、近野…」
エリカちゃんの答えを聞いて慌てる杉田と高橋くん。
キャプテンは、2人の様子をちゃんと見ていたけど、
「じゃあ近野。1試合目のスコアを頼む」
エリカちゃんにそう言った。
キャプテンの声を聞いたくるみは、スコア表を1枚抜き取ると、
「エリカちゃん、お願いね」と彼女に渡す。
そして、
「智美。私たちは上で応援するよ!」
と、私の手を引いてコートが出た。
「…何かあっても大丈夫なように、私たちもスコアつけるよ」
そう言ったくるみ。
何もないことを祈りたかったが、相手はラフプレーが多いことで有名な高校。
始めからファールが多い。
特にセンターの7番は、1ピリだけで3回のファールをしている。
そのためか2ピリはベンチで3ピリでファール1回。
点差はかなりあったが、4ピリにもファールをして、ついに5ファールで退場になる。
しかし、TOもうちのベンチも何も言わない。
どういうこと…?