翌日のお昼休みも、しおりちゃん·真希ちゃんを含めた6人で過ごした。
そこで私は、昨日、大和さんと電話で話して、GWに会う約束をしたことを伝える。
「良かったね、智美」
美里に言われて、笑顔で頷いた。
ほかのメンバーも、
「いいなぁ」
「私も彼氏が欲しいな」
と、冷やかされながらもみんなが笑顔だった。
その時、後ろから「佐伯さん」と呼ばれて振り返った。
そこには、今日も渡部さんたちに囲まれた井上先生がいた。
「はい、なんでしょうか?」
一応、立ち上がって返事をすると、
「佐伯さん、クラス委員でしたよね?
5時間目の授業で使うプリントを運んで欲しいのですが、準備室まで取りに来てもらえますか?
もちろん、杉田くんと一緒でいいので」
こう頼まれたら、
「はい、分かりました」と、答えるしかない。
たとえ、それで渡部さんたちに睨まれても!
私の返事を聞いて、
「じゃあ、これから準備室に戻ってますので、よろしくお願いします」
そう言って先生は食堂を出ていく。
当然、渡部さんたちも追いかけながら、
「海斗先生。
わざわざ佐伯さんに頼まなくても、私が取りに行ったのに」
「そうですよ」
そんな声が聞こえてきた。
「智美ちゃんガンバ!」
「杉田くん、あっちにいるよ」
里菜ちゃんと真希ちゃんが応援してくれた。
真希ちゃんが指さした方に杉田の姿を見つけて、
「じゃあ行ってくるね。先に教室に戻ってて」
みんなにそう言って、私は杉田の方に向かった。
そこで私は、昨日、大和さんと電話で話して、GWに会う約束をしたことを伝える。
「良かったね、智美」
美里に言われて、笑顔で頷いた。
ほかのメンバーも、
「いいなぁ」
「私も彼氏が欲しいな」
と、冷やかされながらもみんなが笑顔だった。
その時、後ろから「佐伯さん」と呼ばれて振り返った。
そこには、今日も渡部さんたちに囲まれた井上先生がいた。
「はい、なんでしょうか?」
一応、立ち上がって返事をすると、
「佐伯さん、クラス委員でしたよね?
5時間目の授業で使うプリントを運んで欲しいのですが、準備室まで取りに来てもらえますか?
もちろん、杉田くんと一緒でいいので」
こう頼まれたら、
「はい、分かりました」と、答えるしかない。
たとえ、それで渡部さんたちに睨まれても!
私の返事を聞いて、
「じゃあ、これから準備室に戻ってますので、よろしくお願いします」
そう言って先生は食堂を出ていく。
当然、渡部さんたちも追いかけながら、
「海斗先生。
わざわざ佐伯さんに頼まなくても、私が取りに行ったのに」
「そうですよ」
そんな声が聞こえてきた。
「智美ちゃんガンバ!」
「杉田くん、あっちにいるよ」
里菜ちゃんと真希ちゃんが応援してくれた。
真希ちゃんが指さした方に杉田の姿を見つけて、
「じゃあ行ってくるね。先に教室に戻ってて」
みんなにそう言って、私は杉田の方に向かった。