「これで、1週間交代でいいかな?」
完成した当番表を3人に見せながら聞くと、

「うん、大丈夫」
「いいと思う」
「バッチリです」
と返事が返ってきた。

その日の放課後、くるみと一緒に完成した当番表を顧問の田中先生と森野キャプテンに見せた。

田中先生は、1年男子が入っての係に驚いていたけど、
「そうだな。森野たちの時代は女子マネがいなかったから、全て1年生がやっていたもんな。
うん、いいと思うよ」
そう言ってくれた。

森野キャプテンは、係を分担化することを事前に知っていたので、
「じゃあ、これでお願いします」
と、表を返してくれた。

2人の許可を得たことで、今日が金曜日だったため、来週から実行することになった。

練習終了の挨拶のとき、
「1年生とマネージャーは話しがあるのでこのまま残って。
2年生は、手分けして片付けをヨロシク。
杉田、最後まで頼む。
じゃあ、解散」
森野キャプテンが言って解散になった。

「「ありがとうございました」」

そう最後に挨拶すると、3年生はまっすぐ部室に、2年生は杉田の指示のもと、ボールやタイマー·ナンバリングなどを片付け始める。

「みんな、お疲れ様。
残ってもらってごめんな」
1年生と、私たちマネージャーを前に、森野キャプテンが話し始める。