「ちょっと!なんでくるみも知ってるの?
私にも教えて!」
そう言ってみるが、
「いや。智美はまだ知らなくていいから」
「そうそう。そのうち、分かると思うから」
と、教えてくれない。
「あー。じゃあ、杉田に直接聞いてみるから」
もちろん、そんなことはしないけどそう言ってみると、
「智美ちゃん、それはやめてあげて」
里菜ちゃんに、やんわりと断られた。
里菜ちゃんにそう言われたら、
「うん、分かったよ」
と言うしかない。
「それより…。
智美もくるみちゃんも気をつけてね。
里菜から響くんを盗った後輩、またバスケ部のマネージャーに入って来る可能性が高いから」
美里が心配そうに言う。
私とくるみ、2人の名前をだしたが、これは明らかに私に向けられた警告なのだと、鈍感な私はあとから気付くのだった。
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
翌日。
今日からバスケ部の朝練が始まる。と言っても、ランニングにシューティングと言う軽いメニューで1時間程度の、自由参加だけど。
私とくるみは、その朝練風景を体育館の隅に座って見ているのが日課。
今日の参加者は、森野キャプテンや杉田をはじめ全部で7人。
いつの間にか、フリースロー大会が始まった。
隣のくるみは、森野キャプテンを見ている。
その姿が"恋する乙女"で可愛らしい。
私にも教えて!」
そう言ってみるが、
「いや。智美はまだ知らなくていいから」
「そうそう。そのうち、分かると思うから」
と、教えてくれない。
「あー。じゃあ、杉田に直接聞いてみるから」
もちろん、そんなことはしないけどそう言ってみると、
「智美ちゃん、それはやめてあげて」
里菜ちゃんに、やんわりと断られた。
里菜ちゃんにそう言われたら、
「うん、分かったよ」
と言うしかない。
「それより…。
智美もくるみちゃんも気をつけてね。
里菜から響くんを盗った後輩、またバスケ部のマネージャーに入って来る可能性が高いから」
美里が心配そうに言う。
私とくるみ、2人の名前をだしたが、これは明らかに私に向けられた警告なのだと、鈍感な私はあとから気付くのだった。
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
翌日。
今日からバスケ部の朝練が始まる。と言っても、ランニングにシューティングと言う軽いメニューで1時間程度の、自由参加だけど。
私とくるみは、その朝練風景を体育館の隅に座って見ているのが日課。
今日の参加者は、森野キャプテンや杉田をはじめ全部で7人。
いつの間にか、フリースロー大会が始まった。
隣のくるみは、森野キャプテンを見ている。
その姿が"恋する乙女"で可愛らしい。