しかし、里菜ちゃんが見せられた写メは、2人がキスしているように見えるように撮られただけで、本当はそんなことしてないと、あとから美里が杉田から聞いた。
だけど、全てが遅かった。
杉田が里菜ちゃんと別れて、その後輩と付き合っていると噂が広がり、それを否定することもできなかった。
里菜ちゃんが、杉田を信じなかった自分を責めたから。
「…で。杉田とその後輩はどうしたの?」
くるみが美里に聞く。
「うん。
なんだかんだで、彼女が別の人を好きになったらしい。
杉田のことも、本気じゃなかったんだろうね。ただ、杉田は真面目だし、バスケで目立っていたから、彼女としては、そういう人のそばにいたかったみたい。
次に好きになった人も、バスケ上手くてカッコイイ人だから…」
美里が答えると、
「あー、なるほどね。
だったら、里菜ちゃんにもチャンスはあるんじゃない」
「うん、そうだよね」
私とくるみは応援するが、
「ううん。
響、今、好きな人がいるみたいだから、無理だと思う」
切ない顔でそう言う。
「そうそう。
それに、響くんの好きな人、彼氏いるんだよね」
美里が言う。
「えっ?
美里、杉田の好きな人を知ってるの?」
私が驚いて聞くと、
「あー。
たぶん、私も知ってると思うよ」
くるみも言う。
「あぁ、うん。
くるみちゃんの思ってる人で間違いないよ」
美里と里菜ちゃんが頷き合う。
…なんだろう。この仲間入りな感じ。
だけど、全てが遅かった。
杉田が里菜ちゃんと別れて、その後輩と付き合っていると噂が広がり、それを否定することもできなかった。
里菜ちゃんが、杉田を信じなかった自分を責めたから。
「…で。杉田とその後輩はどうしたの?」
くるみが美里に聞く。
「うん。
なんだかんだで、彼女が別の人を好きになったらしい。
杉田のことも、本気じゃなかったんだろうね。ただ、杉田は真面目だし、バスケで目立っていたから、彼女としては、そういう人のそばにいたかったみたい。
次に好きになった人も、バスケ上手くてカッコイイ人だから…」
美里が答えると、
「あー、なるほどね。
だったら、里菜ちゃんにもチャンスはあるんじゃない」
「うん、そうだよね」
私とくるみは応援するが、
「ううん。
響、今、好きな人がいるみたいだから、無理だと思う」
切ない顔でそう言う。
「そうそう。
それに、響くんの好きな人、彼氏いるんだよね」
美里が言う。
「えっ?
美里、杉田の好きな人を知ってるの?」
私が驚いて聞くと、
「あー。
たぶん、私も知ってると思うよ」
くるみも言う。
「あぁ、うん。
くるみちゃんの思ってる人で間違いないよ」
美里と里菜ちゃんが頷き合う。
…なんだろう。この仲間入りな感じ。