3月最後の土曜日。
私は目覚まし時計を止めると、すぐにベッドから起きた。
洗面所で顔を洗うと、
「おはよう」と言いながらキッチンに入る。
そこでは、お母さんが朝食の準備をしていた。
「おはよう智美。
今日も部活だったっけ?」
お母さんが目玉焼きをお皿に乗せながら聞いてきた。
「違うよな。
今日は部活じゃなくて、大和とデートだよな?」
そう言って、お母さんからお皿を受け取り、ダイニングテーブルでロールパンを食べ始めたのはお兄ちゃん。
その言葉に、コーヒーを飲んでいたお父さんの顔が引きつったのが分かる。
「はい、智美」
もう1皿、目玉焼きを乗せたお母さんは、それを私に渡した。
私はお箸を持つと、ダイニングテーブルまで運んで、「いただきます」と言って食べ始める。
すぐにお母さんも来た。
そして、
「今日は大和くんと何処に行くの?」
と、聞いてくる。
「えっ、あぁ…。
隣町のショッピングセンターまで行くの。
大和先輩、服が欲しいって。大学は、制服じゃなくなるから…」
私が答えると、
「そっか、そうだよな!
今度から、全部私服になるんだもんな。
俺も今日、隣町のショッピングセンターまで買い物に行こうかなぁ」
そう言うお兄ちゃん。
「こら、啓太!
智美と大和くんの邪魔をするのはやめなさい!」
すかさずお母さんに怒られた。
私は目覚まし時計を止めると、すぐにベッドから起きた。
洗面所で顔を洗うと、
「おはよう」と言いながらキッチンに入る。
そこでは、お母さんが朝食の準備をしていた。
「おはよう智美。
今日も部活だったっけ?」
お母さんが目玉焼きをお皿に乗せながら聞いてきた。
「違うよな。
今日は部活じゃなくて、大和とデートだよな?」
そう言って、お母さんからお皿を受け取り、ダイニングテーブルでロールパンを食べ始めたのはお兄ちゃん。
その言葉に、コーヒーを飲んでいたお父さんの顔が引きつったのが分かる。
「はい、智美」
もう1皿、目玉焼きを乗せたお母さんは、それを私に渡した。
私はお箸を持つと、ダイニングテーブルまで運んで、「いただきます」と言って食べ始める。
すぐにお母さんも来た。
そして、
「今日は大和くんと何処に行くの?」
と、聞いてくる。
「えっ、あぁ…。
隣町のショッピングセンターまで行くの。
大和先輩、服が欲しいって。大学は、制服じゃなくなるから…」
私が答えると、
「そっか、そうだよな!
今度から、全部私服になるんだもんな。
俺も今日、隣町のショッピングセンターまで買い物に行こうかなぁ」
そう言うお兄ちゃん。
「こら、啓太!
智美と大和くんの邪魔をするのはやめなさい!」
すかさずお母さんに怒られた。