それを楽しそうに追いかけるハッピー。
まるで2人とも、小さい頃に戻ったようだ。
そうしてしばらく遊んでいると、ハッピーがいきなりみちるの前で座ったのだ。
「ハッピー?どうしたの・・・?」
するとーー・・・
「みちるちゃん」
「?え?!な・・・誰・・・?」
「みちるちゃん・・・ワタシ・・・ハッピーだよ」
「なっ・・・?!ハッピーが・・・喋ってる?」
ハッピーをじっと見ていると、『ハッハッハ』と舌を出してニコッと笑っていた。
「あのね、みちるちゃん・・・」
「な・・・なに・・・?」
「ワタシ・・・みちるちゃんの・・・家族に、友達に、相談相手に・・・なれたかな・・・?」
それは、みちるがずっと欲しいと言っていた存在。そしていま、目の前にいるーー
「当たり前でしょ!あんたはね・・・いつも私が辛い時に、苦しい時に、一番近くで寄り添ってくれた大切な存在なのよ!勝手に先に逝っちゃうなんて・・・そしたら・・・そしたら、誰が私の支えになるのよ!私が独りになってもいいの?!毎日泣いててもいいの?!」
「みちるちゃん・・・」