その分、週末の課題が増える。
それがなければ、素直に喜べるんだけどな。
たいした量ではないけど、面倒なところだろう。どうせ。
授業でやると時間がかかる様な。
春休みだって、提出のない課題も出すって言ってたのに。
復習なんて必要なのか。
普段、厳しくしないのに。今更、どうにもならないだろ。
真面目に取り組む人なんか、片手で数えるくらいで収まるんじゃないか。
無論、僕もやらない派だ。
勉強が大事じゃないとは言わないけど、
勉強だけが大切な訳じゃない。
まあ、言い訳みたいなんだろうけど。頭のお固い教師には。
結局、勉強が出来れば家庭の事情も考えずに進学を勧めて。
大学に行かないと決断した途端に見放すのだろう。
今年の3年生にも、きっと。
風のうわさ。
いつかの学年首席は、就職希望で見放されたらしいし。
水芭蕉高等学校(みずばしょう)、通称水校でも実際はそんなものだ。
教師はどれだけ多く、生徒を進学させるか、学校の名前を売るか。
それしか考えていないのだ。
表向きは、生徒を思っての行動だと嘘をつきながら。
期待を裏切るような選択をする者は、平気で切り捨てる。
進学校にでもしたいのか。