学年3位のどこが、不服なのだ。

「いいほう、か。お前の、ていうか、全員の回答には一応目を通しているが、お前の回答を見た時、ひどかった。空欄で点数合わせしてただろ?やるならもっとましな方法そ使えよってこっちが思ったわ」

 げ・・・。

「別に、やりたくてやったわけじゃないですよ、本当にわからなかったんですって」

 そう言う私にさらに、あきれ顔になった玲はもう一度盛大にため息をついた。

「あのなぁ、一つ言っておくけど、お前の英語の間違いはありえないんだからな。だって、お前、英語完ぺきだったろ?しかも、ぺらぺらだからリスニングの部分を空欄にしたのは間違いだったな」


 ・・・やってしまったぁあああ。