あなたと両想いになって、半年が過ぎた辺り家族と一緒に買い物をしてた。


「… 樹。柚樹ぃ~」


聞き覚えのある声がした。 聞き間違うわけのない声…



「てるちゃんっ」


てるちゃんがあたしの目の前にいた。


あたしは、一瞬、夢かと思った。


でも、夢じゃない。てるちゃんは、目の前にいる。


目の前で、笑っている。