黙ってるあたしを見て、先生は笑った。

「ツラ…かったんやね」

「は…いっ」

「まぁ、がんばって!友達、つくって、早く前の学校の事は、忘れなさい」


先生、忘れるなんてムリです。

あたしには、出来ない事です。

だから……


だから…………


あんな事、なってしまったんや。