「ッ何だ!?」

「女が入ってきやがった!!」

「姫さん危ないから下がって!!」



敵と味方が入り混じった、困惑の声。


その隙をついて攻撃を繰り出す。



「女なんか怖くねぇんだよ!!!」



一人の中年男が突進してくる。



さすが裏の仕事をしているだけあって、なかなか喧嘩はうまい。



・・・でも、私には敵わないよ。



そいつをひょいとよけ、バランスを崩したところで蹴りとばす。


あーあ、あんなに吹っ飛んで、呆気ない。


フッと笑みをこぼした私を見て、男たちはビビりながらもどんどん襲いかかってくる。