翼を諦めるためいいかなって、その場で返事をしようとした。

「コイツ、俺のだし。」

そう言う幼なじみの声が一瞬早く。

同時に、私はその声の主にだきとめられていた。

後ろから結城くんの慌てた声が聞こえた。


私達は走っていた。