「…付き合って下さい!」
今となっては何て言ったのか
はっきり覚えてないけど
人生最初の告白は高校生。
相手は幼なじみの同級生。
小さい町だからみんな幼なじみみたいな
もんだけど
家も隣で小さい頃からよく遊んでいた。
小、中、高が一緒で
思春期に入って遠ざかった時期もあったけど
家が隣もあって、よく連絡を取り合っていた。
「…うん♪」
彼女の返事はOKだった。
特別前と変わった感じもなく
普段と変わらない自然な二人で
一緒に居る時間が心地よかった。
何より彼氏、彼女の称号が
今までと違う特別な関係になれたのが
嬉しかった。