“きゃはははは”
“超ウケるー”
“やばいよねぇ”
ゲーセンでの“誘ってる”についての議論も流れ的に終わり
今はデパートを出て、行きに乗ってきたバスに乗ってる最中。
バスに乗ってる人は少なく、ほとんどの席が空席状態。
あたしと葵は二人用の席に座った。
すると、後ろには大勢用の席だったのか三人の中学生くらいの女子たちが騒いでいるらしい。
「つうかさ、マジでこのぬいぐるみ欲しかったの?」
葵がユーフォーキャッチャーで取ったあの大きいぬいぐるみを指差した。
「だって可愛くない?」
「まー、可愛いけど…」
苦笑いする葵をスルーして、そのぬいぐるみに視線を落とす。
これも抱き心地は良さそうだ。
柔らかそうだし。
丁度良い大きさだし。
たぶん葵の腕の気持ちよさ並みに気持ちいいとみた。
「けどさ、部屋に大量に同じようなぬいぐるみなかったっけ?」
確かにあたしの部屋には、今日取って貰ったような大きいぬいぐるみが大量にある。
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